講師紹介

ごあいさつ

 人の成長にとって五感(視覚・聴覚・触覚・臭覚・味覚)で物事を感じ、自分の心(脳)に記憶や感動等として感受していくことは、とても大切なことです。誰もが否定できない人としての成長の過程であり、バランスの取れた成長が望まれます。美術教育が人間形成に重要な役割を持つのはその点であり、「自分をつくる」うえで、とても大切な教育です。そして、社会の中では、文化・芸術として欠くことのできない分野であり、人の生活に密接な関係を持ち、生活の中で息づいています。
 美術の世界は、音や言葉で語りかける世界とは違い、色や形、材料や光を中心に、自由な発想で他者に語りかける世界であり、高い技術だけの世界ではありません。幅広く色や形等、発想の世界を楽しく経験し、それらからのメッセージを豊かに感じていってほしいと思います。


経歴

米元 慶一 (ヨネモト ケイイチ)
東京造形大学卒
モダンアート協会会員
千葉県中学校美術科教諭として務める。県や市の教科指導員を歴任し、図工・美術科教員の指導にあたる。また、美術科教科書出版会社(開隆堂)の著者として美術教育に携わり、教科書や指導書の執筆・編集に携わる。銀座や京橋での個展や、ニューヨークで作品発表。グループ展等は、数多く開催する。
著書「絵を描きたい人へ」開隆堂出版